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インフルエンザ Up To Date
                            

2月も終わりになり、寒い日と暖かい日が繰り返しています。

今シーズンのインフルエンザの流行も、そろそろ終わりに近づいています。

今回はインフルエンザについて最新の知見をふまえてまとめてみたいと思います。

1.インフルエンザの症状

‥儀薪には、突然の発症、38℃以上の高熱、鼻、咳などの上気道炎症状・呼吸器症状、全身倦怠感などの全身症状である。
しかし、典型症状を示さないケースも少なくない。
特に高齢者やワクチン接種者では症状が乏しいことがある。

B型における二峰性発熱(37.5℃以上の発熱し、一旦37,5℃未満に解熱するも24時間経過以降に再度発熱すること)や、
遷延性発熱い(抗インフルエンザ薬を投与開始後72時間以上発熱が続く)はウイルス残存率が高いので感染に注意が必要である。

2.インフルエンザの診断

迅速診断キットにより、A型、B型ともに90%以上の陽性率で診断に有効である。逆に言えば、10%弱のインフルエンザは検査キットに引っかからない。

3.インフルエンザワクチンの有効性

全年齢に予防効果が認められるが、1歳〜12歳、15歳〜30歳代ではインフルエンザ発症予防にワクチンが有効であった。
しかし、6か月〜11か月児と13歳〜15歳児では、ワクチンの効果が他の年代と比べて少ないという報告もあり。
この理由を考えると、1歳未満の乳児はワクチン接種しても免疫応答がまだ未熟で抗体がうまくつかない可能性が考えられる。また13歳〜15歳という中学世代は、小学生まで2回接種だったワクチンが1回になるので有効な抗体値が得られなかった可能性がある。

4.抗インフルエンザ薬の種類

<ノイラミニダーゼ阻害薬>
.織潺侫襦雰亳) ▲螢譽鵐供糞枡) イナビル(吸入) ぅ薀團▲タ(点滴) 
平均解熱期間(投与開始から37.5℃を切るまでの時間)は、いずれの薬も A型インフルエンザで1日から1日半、B型インフルエンザで1日半〜2日程度で差はなかった。

<RNAポリメラーゼ阻害薬>
新薬「アビガン」錠  今までのインフルエンザ薬とは全く異なる作用機序を持つ。他の抗インフルエンザ薬が無効な新型インフルエンザ(Ex 鳥インフルエンザ)が発生した場合に国の判断で製造される。

<Capエンドヌクレアーゼ阻害薬> 現在開発中

簡単にまとめると、ノイラミニダーゼ阻害薬は、細胞内に侵入したウイルスを細胞から遊離するのを防ぐのに対し、RNAポリメラーゼ阻害薬とCapエンドヌクレアーゼ阻害薬は、細胞内に侵入し増殖したウイルスを細胞内に閉じ込める効果が期待できる。

5.インフルエンザのその他の治療法

漢方薬の麻黄湯(まおうとう)は初期のインフルエンザに効果がある。
麻黄湯に含まれる桂皮(けいひ;シナモン)の匂いの主成分シンナムアルデヒドが、インフルエンザウイルスの増殖を抑制するという報告あり。
解熱剤には、カロナールが安全である。アスピリン等は使用しない方がよい。
ライ症候群;インフルエンザや水痘などのウイルス感染症にアスピリンを投薬すると発熱、下痢、嘔吐に引き続いて、けいれん、意識障害が急速に進行し、数日で死亡することもある。治っても神経系の後遺症を残すことが多いため、予後不良である。

6.インフルエンザの異常行動

異常行動の原因は不明。抗インフルエンザ薬(タミフルなど)の影響が言われているが、因果関係はなし。インフルエンザにかかっただけでもおこる。

異常行動が起こりやすい特徴
。隠虻仭宛紂´男性に多い(7:3)睡眠時か眠りから覚めてすぐ。
と熱後2日以内

7.インフルエンザの感染対策


_板軻盍鏡   大体2日〜3日で発症。子供→母親への感染が多い。
家庭内感染は約30%程度みられる。感染者に早期に抗インフルエンザ薬を投与することで、ウイルスの増殖を抑え周囲の感染を減らすこと期待される。患者の隔離、患者へのマスク着用には一定の効果がある
家族への抗インフルエンザ薬の予防投与も可能であるが(自費診療)、ハイリスク者(高齢者、慢性の呼吸器疾患、心臓疾患、糖尿病、腎臓病など)以外の家族には一般的には必要とされない。

学校保健安全法  出席停止期間が定められている。
H24.4月から改正
発症した後5日経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで。 
 
 インフルエンザ診療マニュアル2016-2017シーズン版参照 
             


さいとうファミリ−クリニック