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すごい人がいるもんです。
昨日、大学院時代にお世話になった教室の方々と食事会をしました。

この何年かのうちに、職場が変わられた先生もいらっしゃいましたが、皆様、お変わりなくお元気そうでした。

大学院の一つ先輩の加藤先生は、大学勤務のかたわら、サッカーのオリンピック代表のドクターをやってらっしゃいます。

今度のカタールにも同行されるそうです。

もう一人、Drでいらしていた福田六花(ふくだりっか)先生は、とにかくスゴイ!

別名:シンガーソングドクターといわれるように、ミュージシャンとしても活躍されている。

最近ではマラソン、トライアスロン等に出場され、今度は自分でトレイルランをプロディースされるそうです。

お話を聞いていて本当に楽しかったです。

世の中には、色々な才能を同時に持つ人がいるものだな〜と改めて思いました。

食事会に呼んでくれてありがとう、浅原さん。

これが福田先生プロデュースのトレラン。残念ながら申し込み終了!









機能性胃腸症
槍ヶ岳登山ですっかり疲れてしまい、ブログの更新も滞ってしまいました。

もう、大分回復しましたのでどんどん更新していこうと思っております。

ところで、私が山登りの疲労を癒している間に世間では首相が急に退陣するという出来事がおきました。

その安部首相をの一件で有名になった「機能性胃腸症」ですが、元々は機能性胃炎と過敏性大腸症候群と別々の名前がついていたのを、両者とも原因が心理的なストレスが多いことと、両方を合併することが多いので機能性胃腸症と総称するようです。

「胸焼け」「食欲がない」「何となく胃が不快」といった上部消化器症状を訴えるものを「機能性胃炎」といいます。(内視鏡で胃を観察しても胃潰瘍や胃炎が無いのが特徴)。

また、便秘と下痢、腹痛を繰り返すが、大腸検査をしても異常なしの場合は「過敏性大腸症候群」ともいわれています。

「私も安部さんと同じじゃないか。」と日頃からストレスで胃腸障害を感じている方の来院が多くなりました。

実はこの病気は非常に多く、消化器専門医への紹介患者の30〜50%を占めるほどです。

治療としては、やはり胃潰瘍、十二指腸潰瘍や癌があると困りますので内視鏡検査や便の潜血反応の検査をお奨めします。

それで、潰瘍、癌がないと分かれば、胃腸の動きをよくするお薬や心の安定剤、漢方薬を処方します。

自分一人で悩んでいるより、是非一度ご相談ください。


食欲の秋、お団子もおいしく食べたいものです。













槍ヶ岳
連休を利用して、槍ヶ岳へ行ってきました。

槍ヶ岳は北アルプスにあり、本邦第5位(3180M)の高さの山です。

穂先が鋭く天を突く姿は日本のマッターホルンといわれています。

同じ荏原医師会の先生方と日頃お世話になっているMRの方々と9名で出かけました。

上高地→槍ヶ岳山頂まで約22km、なんと往復で44kmです。

しかし、無事登頂できました!!

山頂は雨、風、ガスと眺望は望めませんでしたが、本格的な登山が初めての私は、とても嬉しかったです。

一緒に登ってくださった皆様ありがとうございました。

山頂付近はさすがに酸素が薄く、少し登ると休むという状態でした。

皆様の励ましがなければ登頂はなっかたことでしょう。

とりわけリーダーとして皆を引率された木内先生(木内医院)には特にお礼を申し上げます。

ありがとうございました!



晴れていれば、こんな眺望が見えるはずだったのですが...



遠くに常念岳を見て。



歯を食いしばって登ってます。




ガスの中ですが、3180M山頂の祠(ほこら)の前で記念撮影。



お疲れ様でした!河童橋でみなさんと。

インフルエンザワクチン
10月1日より、インフルエンザワクチンの接種が始まります。

やっと、暑い夏が終わってホッとしましたが、冬に向けて準備をしておきましょう。

インフルエンザにかかると、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く学校、会社を休むことになります。

また、インフルエンザの特効薬とされるタミフルは副作用がまだ明らかでなく、20歳以下の方が使用するのは注意が必要です。

やはり、インフルエンザを予防するという事が大事!と考えます。

65歳以上の方は区から郵送された予診票をお持ちになり来院ください。
(自己負担額2200円)都内の他区民の方も同様に予防接種が受けられます。

13才未満の方は2回接種で1回目と2回目の間隔は3週〜4週あけるのがが望ましいです。

成人(13才以上)は原則1回接種で3000円。
子供(12才以下)は1回2000円×2回接種です。

年内に接種完了するようにしましょう。

繰り返しますが予防が大事!です。



家庭医
総合診療内科」ってご存知ですか?

総合診療内科は自分はどの科を受診すればよいかわからない患者さんの窓口になります。

もちろん、ただの振り分けでなく、診断もつけた上で各科に振り分けます。

私は千葉大学病院総合診療部登録医として、木曜日の午後のカンファレンス(症例検討会)に参加させて頂いております。

木曜日は午前9時〜午後1時まで往診をして、その足で午後3時からのカンファレンスのために千葉まで行くのは、大変な時もあります。

しかし、ここでのカンファレンスは私の医師としての成長にとって大事な場であります。

この総合診療部は生坂政臣教授を中心として、問診(病歴聴取)にてほとんどの外来疾患は診断がつくという考えで、日々研鑽されています。

本当に研鑽という言葉がピッタリの、症例検討会であります。

患者さんの話を聞き、Key Wordをいくつか(大体2つ位)抽出して、的確な問診により、その疾患の可能性について検討していく。

言葉にすると「どこが難しいの?そんなの当たり前!」という感じですが、この思考のプロセスを理解する、実践するのはかなりの技術が必要です。

1症例:大体1時間、複雑なものですと2時間かかることもあります。

すべて問診(病歴情報)より診断をつめていくという作業です。

問診はここまで奥が深いのです。

もちろん、生坂先生クラスになると(問診の達人)になると、外来診療ではこれらのことを3分から5分の間に終えるわけですが...

MRI・CTなどの大掛かりの検査機器を持たない診療所で、武器になるのは緻密な問診です。

問診力を磨くことはすべての医師の基本ともいえます。

生坂先生から伺った話で印象的な話をひとつ。

「外科医がメスを、内視鏡専門医が内視鏡を、放射線医がMRI・CTを武器にしているように、総合診療医(家庭医)は問診を武器に診療する。」 

問診ひとつとっても、それを極めるのは大変です。

千葉大で勉強している事が、この旗の台・荏原・小山地域の皆様の役にたてば嬉しい限りです。良い総合診療医(家庭医)をめざしています!

以前、朝日新聞の取材を受けました。
そのときの記事がこちら
↓この本は大変に勉強になります。(愛読書です)










海堂尊
読書ネタ第2弾です。

僕の読書の「key word]は「非日常」と前回、書きました。

しかし、おもしろそうな本は医療物でも読んでます。

この海堂尊(かいどうたける)という作者は、現役の病理医です。

「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、いわゆるメディカル・エンターテイメントというジャンルです。

うだつのあがらない神経内科万年講師:田口公平と厚生省の役人:白鳥圭輔のコンビの掛け合いが楽しいです。

今まで3作出ています。

チ−ム・バチスタの栄光:成功続きのバチスタ手術専門チームが3例続けて失敗。何か理由があるのか?例の2人が調査にのりだす。
ナイチンゲ−ルの沈黙:眼球摘出される子供のメンタルケアを田口講師が依頼されるが、そこに患児の父が亡くなり、院内捜査が開始される。
ジェネラル・ル−ジュの凱旋:将軍(ジェネラル)の異名をとる救急センター長の悲願のドクターヘリ導入目前にスキャンダル発覚か。

はっきり言って、一番面白いのはチーム・バチスタの栄光です。

2作目はSFチックで、ちょっと無理があるかな〜。

海堂作品の根底にはオートプシー・イメージング(Ai=死亡時医学検索システム)があり、その重要性を訴えています。

つまり、亡くなった方をCT,MRIで検査するのです。

これをすることで解剖には消極的な家族も、AiはOKしていただける可能性もでてきています。

死因を検索することは、医学の基本であり、進歩にかかせないものと考えます。しかし、現実にはAiはまだまだ認知されていないのが現状です。

また、死者にまだ何かするのか。そっとしておいてほしいという意見も多数あります。

慎重な検討が望まれます。