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ピロリ菌除菌すればもう胃の検査は不要?


ピロリ菌除菌治療が、2000年に保険適応になってから17年が経過しました。

当院でも、たくさんの方にピロリ菌除菌治療を行ってきました。

除菌療法で必ずいただく質問があります。

Q「ピロリ菌除菌すれば、もう胃がんにならないのでしょうか?」


A「胃がんになる可能性低くはなりますが、胃がんになる可能性は残っています」

その胃がんリスクの差は、除菌前の胃の状態に相関すると思います。

20代などの比較的若い時期に除菌すれば、胃の粘膜もさほど傷んでいないので
胃がんのリスクはかなり減ると思います。

60代を超えて除菌した場合、ピロリ菌は大体2,3歳で感染しますので、約57,58年間感染してた訳です。

長期間ピロリ菌がいれば、その分胃の粘膜も傷みます。

一般的には胃がんになるには、胃粘膜の遺伝子レベルの異常が始まって10年〜20年かかると考えられています。

もし遺伝子レベルの異常がもう始まっていてれば、除菌後に胃がんが発症する可能性があります。

では高齢であれば、ピロリ菌除菌しても意味がないのでしょうか。

ピロリ菌除菌することで、胃粘膜に付着している汚い粘液が消えたり、腫れている粘膜のヒダが細くなり、胃がんが見つけやすくなる利点があります。

つまり高齢であってもピロリ菌除菌のメリットはあると思います。

一番重要なことは、除菌後も定期的な胃内視鏡検査が必要ということです



さいとうファミリ−クリニック