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味がわからない。それは亜鉛欠乏かもしれません
           
時々、「味がわからない」と受診される方がいらっしゃいます。

それは、「亜鉛欠乏」かもしれません。

亜鉛は身体の様々な機能を維持していくために働いているミネラルです。

亜鉛が不足すると下記のような様々な症状を起こす可能性があります。

味覚障害・食欲低下・口内炎・皮膚炎・脱毛・貧血・疲れやすい・成長障害など。

亜鉛が多く含まれる食品は牡蠣、牛肩ロース(赤身)、納豆などがあります。

しかし、健康な人が亜鉛の摂取不足になることは少ないです。

亜鉛不足になるケースとしては、高齢者、糖尿病、慢性腎臓病、アルコール中毒、利尿剤を内服しているなどが考えられます。

亜鉛不足が疑われた場合は、血液検査で亜鉛を測定し、低値であれば亜鉛を含むお薬を内服します。

上記に当てはまる方はどうぞご相談ください。


さいとうファミリ−クリニック


HDL(善玉コレステロール)が低い原因は?
               

HDLコレステロールは善玉コレステロールの別名のごとく、ゴミ(LDLコレステロール)を掃除する役割を担っています。

HDLが低いとLDLがそれほど多くなくとも、血管にゴミが溜まりやすくなり、動脈硬化の原因となります。

血液検査をすると、低HDL血症の方が結構います。

HDL低値の原因はいくつかあります。

肥満 → 1番大事です!

喫煙 

運動不足

まったくお酒を飲まない → 適度な飲酒はHDLを増やします。

「お酒を飲みなさい」とは言えないので、「タバコを止めて、運動して、痩せましょう!」という指導になりますね。

上記をすることで、HDLが5〜10%増加する事がわかっています

HDL低値で、上記に当てはまる方は、生活習慣の見直しをしてみてください。

当院では、禁煙外来も行っています。

どうぞご相談ください。


さいとうファミリ−クリニック


ピロリ菌除菌すればもう胃の検査は不要?


ピロリ菌除菌治療が、2000年に保険適応になってから17年が経過しました。

当院でも、たくさんの方にピロリ菌除菌治療を行ってきました。

除菌療法で必ずいただく質問があります。

Q「ピロリ菌除菌すれば、もう胃がんにならないのでしょうか?」


A「胃がんになる可能性低くはなりますが、胃がんになる可能性は残っています」

その胃がんリスクの差は、除菌前の胃の状態に相関すると思います。

20代などの比較的若い時期に除菌すれば、胃の粘膜もさほど傷んでいないので
胃がんのリスクはかなり減ると思います。

60代を超えて除菌した場合、ピロリ菌は大体2,3歳で感染しますので、約57,58年間感染してた訳です。

長期間ピロリ菌がいれば、その分胃の粘膜も傷みます。

一般的には胃がんになるには、胃粘膜の遺伝子レベルの異常が始まって10年〜20年かかると考えられています。

もし遺伝子レベルの異常がもう始まっていてれば、除菌後に胃がんが発症する可能性があります。

では高齢であれば、ピロリ菌除菌しても意味がないのでしょうか。

ピロリ菌除菌することで、胃粘膜に付着している汚い粘液が消えたり、腫れている粘膜のヒダが細くなり、胃がんが見つけやすくなる利点があります。

つまり高齢であってもピロリ菌除菌のメリットはあると思います。

一番重要なことは、除菌後も定期的な胃内視鏡検査が必要ということです



さいとうファミリ−クリニック



日本内科学会講演会に出席しました
                

第114回日本内科学会講演会に出席しました。

今年のメインテーマは「超世代の内科学 —GeneralityとSpecialtyの先へ—」でした。

「次世代」の良い内科医とは、どのような内科医なのか。ということだと思います。

私が考える内科医というのは、2つのパターンがあると思います。

消化器、循環器、呼吸器などのスペシャリストの内科医と、広く内科全般の知識を持つ内科医が必要と思います。

一般開業医は広く内科の知識を持たないといけません。

日本内科学会は約108000人の会員がいて、まずは内科認定医試験を受験して合格すると内科認定医になります。

内科認定医になってから、さらに内科専門医試験に合格すると総合内科専門医となります。

2017.2.1現在、総合内科専門医は26,701名登録があるようです。

総合内科専門医はいわゆる「内科のプロ」といえます。

総合内科専門医を更新するには、5年間で75単位取得が必要です。

その中にはWebテストがあったり、指定された講演をいくつも受けないと単位が取得できません。

私もあと1年間の猶予を残して今学会で85単位まで取得しました。

もちろん単位を取得するだけが目的ではありません。

最新の内科の知識をすることで大変刺激を受けました。




さいとうファミリ−クリニック




腫瘍マーカーの最新の知見
                          
患者さんのお持ちになる人間ドックや会社の健康診断の結果表で「腫瘍マーカー」が測定されている事があります。

以前「腫瘍マーカー」は、がん治療の効果判定の目安として使われていました。

腫瘍マーカーが下がってくれば、治療が効いているな。逆に上がってくれば、治療を変更するか。と考えていました。

いわゆる早期がんの発見のために、腫瘍マーカーを使うことはありませんでした。

しかしながら、最近は区のがん検診でもPSAを測定する「前立腺がん検診」など、腫瘍マーカーを使って早期にがんを発見する事が行われています。

調べてみると、まだ保険適応はないのですが、人間ドックなどで測定されている腫瘍マーカーはさらに詳細にがんの診断に役立つとの事です。

どのような方法かといえば、血液中の色々なアミノ酸を測定する「アミノ酸分析法」です。

がんになると増えるアミノ酸と、減るアミノ酸があり、それを組み合わせる事で、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がんなどのがんになるリスクを知ることができます。

年齢、性別、アミノ酸解析を組み合わせることで、例えば60才の男性がこれから10年以内に66%の確率で胃がんになる可能性があるなどの情報が得られるようです。

しかし、こちらの検査は保険適応はなく、あくまで自費検査のレベルです。

従って、このアミノ酸解析検査を評価するかしないかは、検査を受けたご本人が決めることになります。

しかし、自分は〇〇がんの可能性が高いとわかったら、やはり定期的に精密検査するのが良いと思います。


さいとうファミリ−クリニック




4月、心機一転 禁煙してみませんか!


4月になり、新年度が始まりました。

心機一転し、以前からタバコを止めようと思っていた方、禁煙してみませんか。

2016年JT「全国たばこ喫煙者率調査」によると、喫煙率は19.3%(男性29.7%、女性9.7%)まで下がってきています。

中期目標とする12%まではまだまだという感じです。

タバコが体に悪い!という事を知らない方はほとんどいないと思います。

禁煙するなら、早ければ早いほど、体へのダメージが少なくすみます。

禁煙治療の保険適応にはいくつか条件があります。

ニコチン依存症の判定テストが5点以上

[1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙本数]が200以上
 (2016年度4月より35歳未満には上記要件がなくなりました

D召舛剖惘譴鮖呂瓩燭い隼廚辰討い

ざ惘貅N鼎鮗けることを文書で同意している

上記を満たせば、禁煙治療が保険で受けられます。

特に35歳未満の方では、喫煙本数や吸っていた年数が関係なくなり、禁煙したい方の治療が受けやすくなりました!

禁煙を考えている方、どうぞご相談ください。


さいとうファミリ−クリニック



荏原病院の連携医療機関登録証が送られてきました
                


荏原病院の連携医療機関登録証が送られてきました。

以前より当院は登録医療機関でありましたが、今回立派な登録証ができました。

今後も荏原病院と、より良い連携をして地域医療に貢献できるように頑張ります。

 

さいとうファミリ−クリニック



高尿酸血症と動脈硬化

            

健康診断などの血液検査で尿酸という項目があります。

尿酸が高いと「痛風」といって、足の関節が発赤腫脹することはよく知られています。

しかし最近の研究では、「尿酸が高いほど心血管疾患のイベントが多い」ことがわかってきました。

その理由として、尿酸が高いと高血圧症や腎機能障害を発症。

続いて動脈硬化性変化が血管におこり、心筋梗塞などの病気を引き起こすということが考えられています。

健診や人間ドックの結果で、尿酸が高いとわかっても、あまり深刻に受け止めない方が多いという印象をうけます

最近は1日1回で副作用も少ない、よいお薬があります。

動脈硬化が始まる前に適切に治療を始めましょう。



花粉の本格飛散が始まっています。目のかゆみ、くしゃみ、鼻汁つらいですよね。昨年末に効果が良くて、眠気がでないという抗アレルギー薬が2種類でました。どうぞご相談ください。

さいとうファミリ−クリニック



インフルエンザ Up To Date
                            

2月も終わりになり、寒い日と暖かい日が繰り返しています。

今シーズンのインフルエンザの流行も、そろそろ終わりに近づいています。

今回はインフルエンザについて最新の知見をふまえてまとめてみたいと思います。

1.インフルエンザの症状

‥儀薪には、突然の発症、38℃以上の高熱、鼻、咳などの上気道炎症状・呼吸器症状、全身倦怠感などの全身症状である。
しかし、典型症状を示さないケースも少なくない。
特に高齢者やワクチン接種者では症状が乏しいことがある。

B型における二峰性発熱(37.5℃以上の発熱し、一旦37,5℃未満に解熱するも24時間経過以降に再度発熱すること)や、
遷延性発熱い(抗インフルエンザ薬を投与開始後72時間以上発熱が続く)はウイルス残存率が高いので感染に注意が必要である。

2.インフルエンザの診断

迅速診断キットにより、A型、B型ともに90%以上の陽性率で診断に有効である。逆に言えば、10%弱のインフルエンザは検査キットに引っかからない。

3.インフルエンザワクチンの有効性

全年齢に予防効果が認められるが、1歳〜12歳、15歳〜30歳代ではインフルエンザ発症予防にワクチンが有効であった。
しかし、6か月〜11か月児と13歳〜15歳児では、ワクチンの効果が他の年代と比べて少ないという報告もあり。
この理由を考えると、1歳未満の乳児はワクチン接種しても免疫応答がまだ未熟で抗体がうまくつかない可能性が考えられる。また13歳〜15歳という中学世代は、小学生まで2回接種だったワクチンが1回になるので有効な抗体値が得られなかった可能性がある。

4.抗インフルエンザ薬の種類

<ノイラミニダーゼ阻害薬>
.織潺侫襦雰亳) ▲螢譽鵐供糞枡) イナビル(吸入) ぅ薀團▲タ(点滴) 
平均解熱期間(投与開始から37.5℃を切るまでの時間)は、いずれの薬も A型インフルエンザで1日から1日半、B型インフルエンザで1日半〜2日程度で差はなかった。

<RNAポリメラーゼ阻害薬>
新薬「アビガン」錠  今までのインフルエンザ薬とは全く異なる作用機序を持つ。他の抗インフルエンザ薬が無効な新型インフルエンザ(Ex 鳥インフルエンザ)が発生した場合に国の判断で製造される。

<Capエンドヌクレアーゼ阻害薬> 現在開発中

簡単にまとめると、ノイラミニダーゼ阻害薬は、細胞内に侵入したウイルスを細胞から遊離するのを防ぐのに対し、RNAポリメラーゼ阻害薬とCapエンドヌクレアーゼ阻害薬は、細胞内に侵入し増殖したウイルスを細胞内に閉じ込める効果が期待できる。

5.インフルエンザのその他の治療法

漢方薬の麻黄湯(まおうとう)は初期のインフルエンザに効果がある。
麻黄湯に含まれる桂皮(けいひ;シナモン)の匂いの主成分シンナムアルデヒドが、インフルエンザウイルスの増殖を抑制するという報告あり。
解熱剤には、カロナールが安全である。アスピリン等は使用しない方がよい。
ライ症候群;インフルエンザや水痘などのウイルス感染症にアスピリンを投薬すると発熱、下痢、嘔吐に引き続いて、けいれん、意識障害が急速に進行し、数日で死亡することもある。治っても神経系の後遺症を残すことが多いため、予後不良である。

6.インフルエンザの異常行動

異常行動の原因は不明。抗インフルエンザ薬(タミフルなど)の影響が言われているが、因果関係はなし。インフルエンザにかかっただけでもおこる。

異常行動が起こりやすい特徴
。隠虻仭宛紂´男性に多い(7:3)睡眠時か眠りから覚めてすぐ。
と熱後2日以内

7.インフルエンザの感染対策


_板軻盍鏡   大体2日〜3日で発症。子供→母親への感染が多い。
家庭内感染は約30%程度みられる。感染者に早期に抗インフルエンザ薬を投与することで、ウイルスの増殖を抑え周囲の感染を減らすこと期待される。患者の隔離、患者へのマスク着用には一定の効果がある
家族への抗インフルエンザ薬の予防投与も可能であるが(自費診療)、ハイリスク者(高齢者、慢性の呼吸器疾患、心臓疾患、糖尿病、腎臓病など)以外の家族には一般的には必要とされない。

学校保健安全法  出席停止期間が定められている。
H24.4月から改正
発症した後5日経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで。 
 
 インフルエンザ診療マニュアル2016-2017シーズン版参照 
             


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風邪引いた後に、においが分からない...


風邪を引くと、鼻水、鼻づまりで一時的に、ニオイがしない事はよく経験します。

しかし風邪が治った後にも、ニオイがしない事も時々経験します。

ニオイがしないと味も分からず、食事がおいしくありませんよね。

原因は大きく分けて2つあります。

ひとつは鼻炎で粘膜が腫れあがり、いわゆる臭神経まで気流が届かない場合です。

呼吸性嗅覚障害」といって、「におい」がしない原因として一番多いです。

これは通常、鼻づまりが改善してくると「におい」も戻ってきます。

もうひとつ考えられるのは、上気道のウイルス感染が嗅神経自体を障害するという例です。

感冒後嗅覚障害」と呼ばれています。

ウイルス感染で、例えばインフルエンザウイルスは嗅神経を障害する可能性がある事はよく知られています。

嗅神経は、視力障害の視神経や難聴などの聴神経に比べて回復能力があります。

それでも、神経再生には年単位の時間がかかります。


風邪の後に、ニオイがしないといった場合は、上記の「呼吸性嗅覚障害」か「感冒後嗅覚障害」が考えられます。

両者の鑑別には、副鼻腔のCT検査、基準嗅覚検査、アリナミン注射をして嗅覚を刺激するアリナミンテストなどがあります。

感冒後嗅覚障害は圧倒的に女性が多く(男:女=1:5)、中でも40〜70歳台の方に多いことが知られています。

更年期とかホルモンのバランスが関係しているかもしれません。

治療も更年期に効果のある漢方薬が使われており、嗅神経の活性化、神経の再生を促すと考えられています。 東京大学耳鼻科近藤先生のお話:ドクタ−サロン


この病気の専門は耳鼻科ですが、内科でも風邪は当然拝見しますので、どうぞご相談ください。



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